花の本棚

読んだ本の感想や考えたことを書いています

ホラー

矢樹純 夫の骨

矢樹純 「夫の骨」以前読んだ「マザー・マーダー」が面白かったので別の作品も読んでみました。 家族の隠し事から起こる疑心暗鬼をテーマにした短編集です。子との血のつながりの偽造、死の偽造など不倫ですら生温く見えるほど暗いものを抱えた家族関係を描…

矢樹純 マザー・マーダー

矢樹純 「マザー・マーダー」他のブロガーの方が紹介されているのを見て気になったので読んでみました。 異様なまでに息子を溺愛する母親がいた。話によればその息子は中学生の頃から引きこもりで年齢はとうに30を超えていることもあり、息子のために周囲と…

澤村伊智 怖ガラセ屋サン

澤村伊智 「怖ガラセ屋サン」知り合いに教えてもらって読んでみた作品です。 「怖ガラセ屋サン」と呼ばれる都市伝説の怪談があった。依頼すると怖ガラセ屋サンが対象に深い恐怖を与え、その結果発狂したり消息不明になったりするという。本作は「怖ガラセ屋…

西馬舜人 ヴァーチャル霊能者K

西馬舜人 「ヴァーチャル霊能者K」あらすじを見て題材が面白そうだったので読んでみました。 主人公は大学の論文の題材とするために人気ヴァーチャルアイドルのパーティーイベントにやって来ていた。ファンとの交流の様子を見ていてもヴァーチャルと思えない…

神津凛子 黙認

神津凛子 「黙認」神津さんの新刊が出ていたので読んでみました。 ある男性がコーヒーショップの店員に一目惚れして交際を始める。彼は幼い頃から社長である母親から虐待とも言えるほど厳しい教育を受けており、愛情を知らない自分が彼女を幸せにできるか不…

宇佐美まこと 少女たちは夜歩く

宇佐美まこと 「少女たちは夜歩く」久しぶりに宇佐美さんの作品を読んでみました。 真ん中に山城のある街を舞台に起こる奇妙な出来事を描いた短編集です。ファンタジーとリアルのホラーが半々といった内容なのですが中途半端な感じがしてあまり楽しめません…

深木章子 鬼畜の家

深木章子 「鬼畜の家」深木さんの作品の中で評価が高めの作品を選んでみました。 主人公は私立探偵。依頼人から母と兄の事故死が自殺なのではと疑われて保険金が支払われないと調査を依頼される。亡くなった家族の関係者に聞き込みをしているうちに、死亡し…

宇佐美まこと 虹色の童話

宇佐美まこと 「虹色の童話」以前読んだ「愚者の毒」が良かったので別の作品を読んでみました。 主人公の女性は「レインボーハイツ」という古びたマンションを度々訪れていた。入居者も少なく、どの住人も荒んだ生活を送っていた。その中に育児放棄されて保…