花の本棚

読んだ本の感想や考えたことを書いています

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

櫛木理宇 虎を追う

櫛木理宇 「虎を追う」あらすじが気になったので読んでみました。 死刑判決の出ている犯人二人のうちの一人が獄中で病死した。かつてその事件の捜査に携わっていた元捜査官は免罪なのではと疑問を持ち続けており、彼の死を機に調査しなおすことを決める。一…

遠田潤子 雪の鉄樹

遠田潤子 「雪の鉄樹」以前遠田さんの作品がよかったので別の作品を読んでみました。 主人公は庭師の男性。彼は過去に起きた事件の償いとして一人の少年の世話役を赤子のときからしていた。しかし少年の祖母からは奴隷のような扱いをされていて周囲からも憐…

斎藤孝 頭の良さとは「説明力」だ

斎藤孝 頭の良さとは「説明力」だ今回は貰い物の自己啓発本です 「3分だけ時間をください」と言われて本当に3分で説明が終わったらスゴイと思いますよね。そうなるための説明のポイントと組み立て方が書かれています。大項目は以下のようになっています・知…

まさきとしか 大人になれない

まさきとしか 「大人になれない」概要を読んで気になったため読んでみました。 母親に捨てられた小学生が親戚の家で暮らすことになった。その家には無職の中年、引きこもり、毒親など早熟な少年から見ると生きている価値を感じられない人々ばかりであった。…

遠田潤子 冬雷

遠田潤子 「冬雷」面白いからと譲ってもらった作品を読んでみました。 主人公は鷹匠をしている男性。行方不明になっていた義弟の遺体が発見されたためにかつて孤児だった自分を引き取っていた家を訪れる。彼は伝統ある家の跡取りになるために夫婦に引き取ら…

吉川英梨 雨に消えた向日葵

吉川英梨 「雨に消えた向日葵」あらすじを読んで気になったので読んでみました。 小学生女子が雨の日に行方不明になった。その少女は同年代で知らぬ人はいないほどの美少女であり、捜索中にもその容姿から妬みの混じった声が多く聞こえるほどであった。行方…

月原渉 犬神館の殺人

月原渉 「犬神館の殺人」以前から気になっていたけど後回しになっていた作品にようやく手が付けられました。 犬神館にてある儀式が行われていた。その儀式は外部からの妨害を阻止するために扉を開けると中にいる参加者が死亡する仕掛けになっている。「人殺…