花の本棚

読んだ本の感想や考えたことを書いています

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

孫沁文 厳冬之棺

孫沁文 「厳冬之棺」あらすじを読んで面白そうだったので読んでみました。 湖のほとりに建つ屋敷の地下室にて遺体が発見された。その地下室は近日の大雨で出入口が水没しており密室状態であり、現場にはへその緒が残されていた。屋敷の主の一族は男性しか産…

敷島シキ 解剖探偵

敷島シキ 「解剖探偵」あらすじを読んで面白そうだったので読んでみました。 主人公の新人刑事には殺害された被害者の霊を見る能力があり、今見ている首吊り死体の現場にも霊がいることから自殺ではないと気づいていた。しかし現場の状況から自殺と判断され…

一本木透 あなたに心はありますか?

一本木透 「あなたに心はありますか?」一本木さんの新刊が出ていたので買ってみました。デビュー作の「だから殺せなかった」から4年ぶりの新刊とのこと。 主人公はAIの研究をしている教授で人の心をAIで作り出すことを目標に研究していた。あるシンポジウム…

斜線堂有紀 本の背骨が最後に残る

SF

斜線堂有紀 「本の背骨が最後に残る」斜線堂さんの新刊が出ていたので買ってみました。気になる新刊がまた何冊か出てきてしまったので新刊の頻度がまた上がりそうです。 ある国には世間でいう紙などの「本」が存在せず、人に物語を語り聞かせる人間が「本」…

方丈貴恵 アミュレット・ホテル

方丈貴恵 「アミュレット・ホテル」あらすじを読んで面白そうだったので買ってみました。 「アミュレットホテル」は警察の介入がなく、ルームサービスとして武器や偽造品の配送、遺体の火葬などのサービスも提供してくれるため犯罪者にとって楽園のような人…