花の本棚

読んだ本の感想や考えたことを書いています

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

中山七里 セイレーンの懺悔

中山七里 セイレーンの懺悔読む本が特に思いつかないと中山さんの作品に戻ってきます。主人公はテレビ局の若手女性レポーター。他局に先駆けたスクープを狙っていると殺害された後に顔を焼かれた女子高生が発見される。先輩とともに取材をしていると彼女はい…

下村敦史 黙過

下村敦史 「黙過」本屋に行ってみたら下村さんの新刊があったので買ってみました。生命をテーマにした各場面のミステリーを読み解く話。全5作のミステリーの短編集、に見せかけた医療ミステリー寄りの長編作品です。どういうことなのかを書いてしまうとネタ…

山田宗樹 ギフテッド

SF

山田宗樹 「ギフテッド」あらすじを読んで面白そうだったので読んでみました。 主人公の少年は通常の人間にはない未知の臓器を体内に持っていた。その臓器を持つ人たちには何かしらの特殊な能力があると発表されてから人類の進化系として期待されて「ギフテ…

久坂部羊 悪医

久坂部羊 「悪医」久坂部さんの医療系の本はためになるものが多くてチョクチョク読んでいます。主人公は若い外科医とその患者。患者は外科医にガンに対して治療するすべがもうなく余命3か月と告げられる。残りの人生を悔いなく生きるために治療をやめるべき…