花の本棚

読んだ本の感想や考えたことを書いています

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

芦沢央 罪の余白

芦沢央 「罪の余白」本屋で平積みされているのを見つけて買ってみました。 主人公の娘が学校で転落死した。自殺とみられるがそれほどまでに思い詰める何かがあるとは思えず、本当の理由を探り始める。一方で自殺へと追いやった女子生徒はそのことが世間にば…

帚木蓬生 安楽病棟

帚木蓬生 「安楽病棟」あらすじが気になって買ってみました。医療ミステリーになるんですかね。 様々な経緯で病棟に入ってくる老人たちが暮らす病棟が舞台。どの患者も認知症の症状を持っているが、次々と不可解な急死が起きる。認知症患者とどう向き合うべ…

中山七里 連続殺人鬼カエル男ふたたび

中山七里 "連続殺人鬼カエル男ふたたび"カエル男の続編を買ってきました。気になってはいたけど後回しだったんですよね。 「カエル男連続殺人事件」から月日が経った後の話。事件を担当した精神科医が自宅にて体ごと爆破されて死亡する。現場にはかつての事…

深木章子 鬼畜の家

深木章子 「鬼畜の家」深木さんの作品の中で評価が高めの作品を選んでみました。 主人公は私立探偵。依頼人から母と兄の事故死が自殺なのではと疑われて保険金が支払われないと調査を依頼される。亡くなった家族の関係者に聞き込みをしているうちに、死亡し…