2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧
桃野雑派 「蝋燭は燃えているか」以前読んで面白かった「星くずの殺人」の続編が出ていたので買ってみました。 主人公の女性は殺人事件が発生した宇宙ホテルから帰還するときに行方知れずの友人に向けた動画配信をしたことでバッシングを受けていた。その影…
沢渡あまね 「なぜ日本の職場は世界一ギスギスしているのか」マネージャーの方々がエンゲージメントサーベイを見て対策に乗り出そうとしているので、職場環境系の書籍を読んでみようと思い立ったときにこちらが目についたので読んでみました。 世界各国のエ…
新川帆立 「元彼の遺言状」以前話題になった作品を知り合いから譲り受けたので有難く読ませてもらいました。 主人公の女性弁護士は以前付き合っていた元彼が亡くなったと知らされる。彼は妙な遺言状を残しており、自身を殺害した犯人に財産を譲るという内容…
乾緑郎 「彼女をそこから出してはいけない」あらすじを読んで面白そうだったので買ってみました。 主人公の女性は注目を集めている画家の取材をしていた。彼の故郷を再現した作品を観ると真ん中に少女が描かれており、それが迫ってきて目の間に現れるような…
桜井美奈 「私、死体と結婚します」あらすじを見て面白そうだったので買ってみました。 主人公の女性が夜勤から帰宅すると、婚約者の男性が一酸化炭素中毒で死亡していた。居合わせた婚約者の友人は警察に通報しようとするが、彼女はそれを止めさせ遺体をそ…
逸木裕 「四重奏」前々から気になっていた逸木さんの去年発売された作品を買ってみました。 チェロ奏者であった女性が火災に巻き込まれて死亡した。主人公のチェロ奏者は彼女の演奏を聞いてスランプから脱することが出来たため、大きなショックを受ける。し…
高松智史 「答えのないゲームを楽しむ思考技術」チーム内の先輩から「着地点が見えない雲をつかむような議論はしたくない」という指摘が挙がり、解消する方法があるかと書籍を探していたらこちらを見つけました。「着地点」とはおそらく「正解」や「先行き」…
千早茜 「グリフィスの傷」千早さんの新刊が出ていたので買ってみました。 傷痕をテーマにした短編集となります。内容は体や心に傷痕を持つ人とその周囲の者たちがその傷をどう考えるかを各章で描写しているというものです。大きな傷跡ができたことでいじめ…