花の本棚

読んだ本の感想や考えたことを書いています

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

綾辻行人 どんどん橋、落ちた

綾辻行人 「どんどん橋、落ちた」本屋さんに行ったら新装改訂版が出ていたので買ってみました。綾辻さんの名作、という評判は前から聞いていました。 読者に向けての挑戦状として書かれた5つのミステリー短編集です。各章は問題編をまず読み、その後推理して…

押川剛 子供の死を祈る親たち

押川剛 「子供の死を祈る親たち」前作の「子供を殺してくださいという親たち」がインパクト強かったので、その続きになる本書を買ってきました。 著者は「精神障がい者移送サービス」を請け負う民間企業の方です。これは家族でも手に負えなくなった精神疾患…

貫井徳郎 女が死んでいる

貫井徳郎 「女が死んでいる」貫井さんの作品は最近つまらないものが多いので、これでつまらなかったらもう読むのやめるつもりで買いました。「どんでん返し8連発!」と称するミステリー短編集です。はっきり言って、つまらなかった。8つのうち7つの結末は到…

市川憂人 グラスバードは還らない

市川憂人 「グラスバードは還らない」「~~ない」シリーズの第三作目が出ていました。このシリーズは推理するのが楽しいので好きです。 主人公たちは違法な生物輸入をしている容疑のかかった人物を探るために住まいのある高層タワーに来ていた。最上階の住…