花の本棚

読んだ本の感想や考えたことを書いています

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

下村敦史 絶声

下村敦史 「絶声」本屋で見つけて気になった作品。 主人公の男性は莫大な遺産を持つ父の死を待っていた。父は失踪しており、あと1時間ほどで失踪宣告が成立して法律上で死と認定されるという状況であった。彼の姉と兄も金に困窮していたため父の死による遺産…

中山七里 恩讐の鎮魂曲

中山七里 「恩讐の鎮魂曲」今回は貰いものです。 弁護士の御子柴は自分が過去に犯罪をしていることが露呈してしまったために依頼が減っていた。そんな中で、少年院で世話になった教官が殺人の罪で逮捕される。御子柴が弁護をすることになったが、教官は有罪…

東野圭吾 希望の糸

東野圭吾 「希望の糸」新刊が出ているのを見かけて買ってみました。 主人公の刑事は喫茶店を経営している女性が殺害された事件を捜査していた。その最中に死んだとされていていた父親が生きており、危篤状態であると知らされる。一方で娘と二人暮らしをして…