花の本棚

読んだ本の感想や考えたことを書いています

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

遠田潤子 雨の中の涙のように

遠田潤子 「雨の中の涙のように」遠田さんの作品であらすじが気になった作品を読んでみました。 高い人気を持つアイドルグループを脱退して役者の道を進んだ男性と出会うことで過去のしがらみと向き合い始めるという短編集になります。各章のメイン人物が上…

中山七里 銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2

中山七里 「銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2」前作を読んで面白かったので続編を読んでみました。 元判事の静おばあちゃんと車いすに乗った玄太郎爺ちゃんが事件を解決していく短編集となっています。今作は孤独死、介護、運転免許返納など高齢者に…

下村敦史 同姓同名

下村敦史 「同姓同名」下村さんの作品で題材が面白そうな作品があったので読んでみました。 少女を惨殺したのが少年だったので実名が出なかったのだが、SNSにて「大山正紀」であると拡散されてしまう。その影響はすさまじく、同姓同名の人々が実生活で嫌がら…

芦沢央 汚れた手をそこで拭かない

芦沢央 「汚れた手をそこで拭かない」本屋で見かけて気になっていた作品を読んでみました。 日常に潜む恐怖をテーマにしたミステリー短編集です。平和だった日常生活がちょっとした出来事や隠し事で壊れていってしまう、という内容を短編で書いています。感…

櫛木理宇 殺人依存症

櫛木理宇 「殺人依存症」気になっていた櫛木さんの作品を読んでみました。 かつて息子を亡くした刑事が女子学生が殺害された事件を捜査し始める。痴漢の現行犯で逮捕した男たちが使っていた闇サイトを見るとその女性を殺害する計画をしているユーザたちの書…

遠田潤子 オブリヴィオン

遠田潤子 「オブリヴィオン」明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 不慮の事故で妻を殺害した男性が出所してきた。かつてともに人生を建て直した義兄や娘から糾弾され、人と関わらずに生きるようになる。あるときヤクザである実兄…