花の本棚

読んだ本の感想や考えたことを書いています

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

浅倉秋成 俺ではない炎上

浅倉秋成 「俺ではない炎上」浅倉さんの新刊が出ていたので買ってみました。 Twitterに殺人現場をアップされているのが拡散され、そのアカウントの投稿からある建設会社の男性のアカウントであると特定される。彼自身はアカウントを持っていないため何者かが…

澤村伊智 邪教の子

澤村伊智「邪教の子」澤村さんの作品で気になるものがあったので読んでみました。 あるニュータウンに新興宗教に属する一家が引っ越してきた。その家の母親は住民を勧誘したり病気で歩くことのできない娘を利用して住民から寄付金を回収したりしていた。その…

佐野広美 わたしが消える

佐野広美 「わたしが消える」「誰かがこの町で」が面白かったので佐野さんの別の作品を読んでみました。 元刑事の男性は軽度の認知障碍と診断されてショックを受けていた。あるとき離れて暮らす娘から施設の前に置き去りにされた老人の身元を突き止めて欲し…

五十嵐貴久 マーダーハウス

五十嵐貴久 「マーダーハウス」あらすじを読んで面白そうだったので読んでみました。 主人公の女子大生がシェアハウスに入居することとなった。そこの設備は素晴らしく、入居している男女はいずれも美男美女揃いでありテレビドラマで見たシェアハウスとも遜…

佐野広美 誰かがこの町で

佐野広美 「誰かがこの町で」書店で見かけて気になったので買ってみました。 主人公の男性は自分を捨てた両親を探して欲しいという依頼人のためにある高級住宅街へ向かいこととなった。事前の調査で一家はその街で失踪していると判明していたのだが、住民に…

小橋隆一郎 AIドクターロボットⅡ

小橋隆一郎 「AIドクターロボットⅡ」「AIドクターロボット」が面白かったので続編を読んでみました。 舞台である認知症治療院ではAIドクターロボットが勤務しており、ロボットと人を交えての意見交換会も開催されていた。AIドクターロボットの発展は目覚まし…