花の本棚

読んだ本の感想や考えたことを書いています

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

おぎぬまX 爆ぜる怪人 殺人鬼はご当地ヒーロー

おぎぬまX 「爆ぜる怪人 殺人鬼はご当地ヒーロー」タイトルに惹かれて買ってみました。「このミス」大賞2023の隠し玉の一つとなります。 主人公はご当地ヒーローの運営会社でヒーローや怪人をデザインしていた。あるとき少年が誘拐される事件が発生したが、…

櫛木理宇 少年籠城

櫛木理宇 「少年籠城」櫛木さんの最新の作品が面白そうだったので買ってみました。 主人公は子ども食堂の主人。街の河原で児童の遺体が発見され、児童に性的暴行を繰り返していた少年が犯人として疑われていた。その少年は子分の子とともに追ってきた警官か…

霞流一 エフェクトラ

霞流一 「エフェクトラ」あらすじを読んで気になったので買ってみました。 主人公の探偵は名脇役と称される役者に依頼されて彼が作成した役者育成のリハーサルスタジオを訪れていた。この現場で名脇役のセレモニーを開催することとなり、それを祝うために何…

三日市零 復讐は合法的に

三日市零 「復讐は合法的に」あらすじを見て面白そうだったので買ってみました。 主人公の弁護士が法律の知識を使って合法的復讐の代行を請け負うミステリー短編集となります。このミス大賞2023年の隠し玉の一つとなっています。法律に沿わないからこそ法で…

夏川草介 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

夏川草介 「勿忘草の咲く町で 安曇野診療記」あらすじを読んで内容が気になったので買ってみました。 高齢者の地域医療を担っている病院に研修医の男性が配属される。高齢の患者ばかりを相手にするため若い研修医の未来のためにならないと受け入れを渋る中で…

逸木裕 世界の終わりのためのミステリ

逸木裕 「世界の終わりのためのミステリ」逸木さんの新刊が出ていたので買ってみました。 舞台は人間の意識と記憶を移植できるヒューマノイドが開発された世界。ある女性型ヒューマノイドが目覚めると人類は消失しており、数少ないヒューマノイドだけが活動…