花の本棚

読んだ本の感想や考えたことを書いています

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

市川憂人 ブルーローズは眠らない

市川憂人 「ブルーローズは眠らない」GWに入ったので読書がはかどります。前作「ジェリーフィッシュは凍らない」を読んで気にいっていた作家さんです。 「青いバラを誕生させた」と二人の人物が同時に発表した。その青いバラには何か裏があるとだけ伝えられ…

米澤穂信 王とサーカス

米澤穂信 「王とサーカス」2015年No1ミステリ!という売り文句に惹かれて買ってみました。 主人公は女性雑誌記者。ネパールで海外旅行特集の取材をしていたところ、国王とその一族が殺害される騒動が起きる。記者として事件の取材をはじめ、事件の時の国王の…

久坂部羊  糾弾~まず石を投げよ~

久坂部羊 「糾弾~まず石を投げよ~」私が最初に読んだ久坂部さんの作品です。「医療ミス」がテーマになっています。ある外科医が自ら医療ミスを認め、遺族に謝罪と賠償金支払いを申し出る。その行為は「究極の誠意」として世間を騒がせ、主人公の医療ライタ…

東野圭吾 夢幻花

東野圭吾 「夢幻花」読んだのはこの本が出たばかりのとき。何年か前に単行本化していたはずです。この作品の雰囲気好きなんですよね。一人暮らしの老人が殺害される事件が起きる。その老人は花を育てるのが好きで、それらをブログに上げるために孫が訪れた際…