花の本棚

読んだ本の感想や考えたことを書いています

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

貴志祐介 ミステリークロック

貴志祐介 「ミステリークロック」本屋にいったら最新刊が出ていました。このシリーズ出てくるのは久しぶりです。これは防犯探偵シリーズと呼ばれている作品。短編集になっており、すべて密室殺人事件です。主人公は防犯のスペシャリストで数々の密室事件を解…

樋口昭雄 ブロッケンの悪魔

樋口昭雄 「ブロッケンの悪魔」少し間が空いてしまいましたがシリーズものを再開しました。パトロールをしていると山の雰囲気とそぐわない男たちが入山してくる。彼らはテロリスト集団で武装して山小屋を占拠してしまう。政府に対して要求を発表し、背けば毒…

久坂部羊 廃用身

久坂部羊 「廃用身」久坂部さんの作品で最初に手にした作品。読んだ時の衝撃はかなりのものでした。 主人公は老人医療とデイケアに携わる医者。老人介護の将来について危機感を抱いている最中、ある画期的な医療方法を思いつく。それは回復の見込みのない麻…

吉永南央 誘う森

吉永南央 「誘う森」あらすじが面白そうだったので買ってみました。主人公は妻を自殺で失った男性。妻の実家は老舗の酒蔵であり、酒の味を守るために様々な言い伝えや風習が伝わっていた。自殺相談のボランティアをしていた妻が自殺したことに疑問を持ったこ…

湊かなえ ポイズンドーター・ホーリーマザー

湊かなえ 「ポイズンドーター・ホーリーマザー」本好きのコミュニティで話題になっていた一冊。今回は昔書いた書評なので英訳は無しです。気が向いたら後で追記します。こちらは短編集になっています。姉妹、同僚の男女、親子など様々な人間関係の間にある人…