花の本棚

読んだ本の感想や考えたことを書いています

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

千早茜 ガーデン

千早茜 「ガーデン」千早さんの別の作品を読んでみました。 主人公の男性は幼い頃から人と関わることを避けて植物を偏愛しており、大人になった今も部屋の中で多くの植物を世話していた。同僚の女性たち、仕事相手の愛人などと接するうちに幼い頃に形成した…

遠田潤子 銀花の蔵

遠田潤子 「銀花の蔵」遠田さんの一番新しい作品を読んでみました。 あるとき主人公の父親が実家の醤油蔵を継ぐことになった。その蔵には座敷童が住んでおり当主に相応しい人物にのみ見えるとされていたが、父ではなくで血のつながっていない主人公が座敷童…

月原渉 首無館の殺人

月原渉 「首無館の殺人」月原さんのシリーズ物です。最新刊を先に読んでしまったので過去のものを読んでみました。 首のない像が多数あることから「首無館」と呼ばれる屋敷に商人の家族と使用人たちが暮らしていた。あるとき商人の妻の首無し死体が発見され…

351~400冊を振り返る

作成した書評の数が400冊になりました!ということで351~400冊を振り返ってみました。 まず、50冊読む期間が例年より短い。今までおよそ1年ほどかかったのですが、今回は10か月で到達しています。コロナの影響もあって家から出られない時期もあったからです…