花の本棚

読んだ本の感想や考えたことを書いています

皆川博子 開かせていただき光栄です

皆川博子 「開かせていただき光栄です」
最近の「このミステリーがすごい」があてにならないなら昔の選ばれた作品を、ということで買ってみました。2012年にランクインした作品です。
 


舞台は18世紀ロンドン。外科医は解剖学の研究のために墓荒らしから遺体を買い取っていた。解剖室に行くと、そこでは引き取った覚えのない四肢を切断された少年と顔を破壊された男性の遺体が発見される。研究のことを考えると遺体は貴重ではあるが判事に相談し、事件捜査に協力することになる、というお話。
 
海外が舞台のミステリーはあまり読まないのですが、今回はあらすじ読んでなかったので知らずに買ってしまいました。
読んでみた感想ですが、私が海外作品に慣れていないせいで良い作品なのか判断が出来ませんでした。
事実が判明したと思われた事に対して、後付けで次々情報が出てきて話が進んで行っているように見えてしまいました。
ミステリー以外の部分でも可笑しな日常を書いているのですが、海外物ってこんなノリだったっけ?と疑問に思いました。ロンドンが舞台だからイギリス式のジョークだったのでしょうか?私には理解が難しかった。
 
この作品の良し悪しについては、よく分からないという結論になりました。
海外物に親しんでいる人の意見を聞いてみたい。