高野和明 「幽霊人命救助隊」
最近読書がすすんでないので、昔の書評をご紹介。書き方が下手くそだったので再編しています。
主人公含め男女4人が断崖の上で神様と称する老人と出会
高野さんの作品の中でも好評価な作品で、これはSF小説となります。
登場する自殺志願者も様々で、鬱病患者や孤独な老人、幸の
自殺志願者が題材なので暗い話なのかと思いきや、ジョー
本書の中で人は「人とのつながり」「心身の健康」「経済力」のうち
「思い込む」という部分がポイントで、実際の事実や周囲から見てどうかは基準に入っていないようです。本書を読んでいると、実はまわりの人たちはどんな姿でも生きてくれているだけ
この3つの中では、今の時代だと「人とのつながり」が一番無くなりやすい気がします。SNSなどで気軽につながれるようにはなりましたが、ここでいうつながりはそういう軽薄なものではなくて「自分のことを見捨てない人」ぐらいのレベルの間柄のことを言っています。一番該当しやすいのは家族になると思いますが、結婚率の低下および離婚率の上昇、高齢化など最近の社会問題を考えるとそれだけでは難しいケースも増えているように感じます。
現代人の抱える色々な苦しみを題材にしているので、何か