花の本棚

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大山誠一郎 赤い博物館

大山誠一郎 「赤い博物館」
前回読んだ「アリバイ崩し承ります」が良かったので他のも読んでみました。
 

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主人公は捜査官。仕事で失態をしたために「赤い博物館」と呼ばれる過去の事件の遺留品などを保管する施設に移動となる。事件の遺留品から事件の本当の真相を探るというお話。
 
一度収束した事件を追うミステリー短編集です。
題材が面白そうだったので読んでみたのですが特筆して面白い作品ではありませんでした。短編集ということもあって新事実がすぐに見つかってしまい、過去に何があったのか?という点がさらっと終わってしまいます。
長編だったらよかったかも、とも思ったのですが遺留品から始まるという設定では難しいですかね。
 
設定は良かった気がするのですが面白いところも見つからない、という印象でした。